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おいしく食べるの科学展

2010年3月26日

ずいぶん前になりますが、食関係の仲間から教えてもらった展示会へ行ってきました。



食の安全、食糧危機、大量生産等、現代社会が抱える様々な食の問題を科学技術の視点から捉える展示会。

子供でも楽しめる内容と聞いていましたが、本当にわかりやすく展示されていてどんな年代の人にもわかりやすいものでした。
この展示会では私自身間違った知識を持っていたり、食品添加物や食品廃棄の問題等知らない事も意外と多く正しい知識を吸収出来てとても充実した一日でした。

おいしく食べるの科学展_b0124551_23202218.jpg

美味しい食卓とは?
目、耳、鼻、手、どこで味わうか、誰と味わうか、等。。
どれも重要な要素ですよね。
入口は、世界の食卓(タイ、イギリス、中国、フランス、インド、韓国、日本)が展示されていました。
それぞれに文化があり、とても興味深く見学しました。


食糧自給率が40%と世界でもとても低い日本。ほとんどを輸入に頼っていますが、もし輸入がストップしたら・・・考えた事があまりないことに少し恥ずかしい気持ちになりました。
粉ふきいもに、やきいも、お米、ぬか漬け毎食そんな生活になるようです。。
輸入には輸送にエネルギーがかかりCO2排出につながり地球環境に影響があることも事実。

世界の飢餓で苦しんでる人の分布図が展示されてる一方、日本ではさまざまな理由でまだ食べれる食材の三分の一は廃棄されている現状。心が苦しくなる思いでした。

地球が養える人口は30~40億人と言われていて、(地下資源に頼らない場合)、現時点での人口は67億人。あと40年後には92億人に達するといわれています。
合成肥料や、機械化といった技術のおかげで現在養えていて、実は地下資源に頼らない持続可能な人口はこんなに少ないのですね。。。
土を使わずに野菜を育てる植物工場の展示もあり、それぞれのメリット、デメリットありますが、複雑な気持ちになりました。

自分が安心ならばそれでいいのではなく、もっとこの現実に目を向けていかなければならないと思いました。
限りある資源、未来を見据えて出来ることから何か始めたいですし、関心を持ち続けたいと強く感じました。
決して他人事ではなく、将来的に自分たちに戻ってくる事だからこそ、もっと真剣に考えなくてはならないと思いました。

by atelier-life | 2010-03-26 23:11 | Blog

パン・チーズ・ワイン・イタリア料理・日本酒等を綴っています。

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